2017/03/23

Kiretto in Azumino

尊敬するドラマー橋本さんとアルバムリリースより一足早く共演が実現!!
ベース中島さんは僕の楽曲を深くくみ取ってくれて、やさしく包み込んでくれます。 
きっと素敵なコンサートになります。

3/25, 2017
あづみのコミューンチロル
http://azumino-tirol.com 
 「kiretto(キレット) 」
open18:30,   start19:00 
望月慎一郎(p)
中島仁(b)
橋本学(ds)


***演奏スケジュール***

2017/03/20

high resolution (3)

アルバムリリースにてハイレゾも扱ってもらえることになり、個人的に関心が高まっている。
オーディオに疎い私が、稚拙な言葉で少しハイレゾについて情報をまとめてみる。

ハイレゾって、結局のところ何を指しているの?
デジタルオーディオの規格があふれかえっていて意味わからんのですけど?

ファイル形式
従来通りのwavファイル、またはflacファイルが一般的なようです。
でも結局のところ全てのデジタル音楽データは音を再生する直前にPCM信号になります。ファイル形式はハイレゾの本質とはあまり関係無いかもしれませんね。

PCM信号
PCM信号とはアナログの波形を純粋にデジタル化したものです。すべての音は振動から生まれる波です。 この波をデジカメでパシャリととらえたようなイメージです。デジカメは画素が多いか少ないかで美しさが変わりますよね。それと同じで、音の波形もしょぼいデジタル化をすればカクカクになり、リッチなデジタル化をすれば滑らかになります。
リッチなPCM信号のことをハイレゾと呼んでいる、そう思っていればおよそ正解です。


リッチなPCM信号
工業規格でも「CDを超えるスペックのPCM信号のフォーマットのことをハイレゾと呼ぶ」とうたっています。さて、では標準CDのスペックとは?

16bit  (波の縦方向の大きさを16bitで表現する)
44.1kHZ  (波の横方向の細かさは、1秒間に44.1の千倍の細かさで表現する)

すでにとてつもない数字に感じるかもしれませんがこれがCDのスペックです。これを超えるものが一般にハイレゾと言われています。
ですが単に上記の数字が増えるわけではなくて、およそのルールがあります。たいていの場合、倍とか倍倍の値を取るようになっています。いろいろな処理や変換で互換性を保つためです。

ハイレゾにおけるPCM信号の例)
16bit/88.2kHz
24bit/192kHz (192は44.1の倍数になっていないがDVD規格からくるもの)


DSD技術
今回のレコーディングで私もお世話になった技術です。
一般にハイレゾと呼ばれているものの中でこのDSD技術というものだけ少し例外になっており、単純にCDの規格と数字を比較することができません。そして少し難しい内容になります。

まず、波を表現するべきなのにDSDでは縦軸が1と0の2種類しかありません。
その代わりに横軸が、CDよりも64倍とか128倍とかすさまじく細かい周波数を持ちます。
でも1か0しかないんじゃぁ波じゃないじゃん?パルスがピコピコでるだけじゃん?
そのとおりなのです。アナログ波が高く立つとピコピコが激しくなり、アナログ波が低いときはピコピコが穏やかになります。

実はこれ、シグマデルタAD変換というものになじみのある人からすると、
「なーんだ、中間処理で止めてるのか?」 というふうに感じます。
従来は、このピコピコに対してフィルタ処理を駆使し、多ビットデジタルデータを作り上げます。でもDSDではそれをやらないのです。

この技術はアナログ的な質感を生むと言われています。
いわゆる多ビットデジタル化を行わないからでしょうか。
高い周波数での記録が連続性を強調するからでしょうか。

(上で、全てのデジタル音楽データは音を再生する直前にはPCM信号になりますと言ってしまいましたが、実はDSDに関してはそのまま再生できてしまう装置も存在します。そうでないものはDSD --> PCMに変換して再生します。)

DSD技術はSACDというオーディオ機器で育った技術ですが、現代ではデータフォーマットを単独で定義することができており、SACDのディスクやプレイヤーが必須ではありません。
DSDフォーマットのデータファイルの拡張子は.diffまたは.dsfとなります。



***演奏スケジュール***
******公開音源******